ギムノ   フォト プロムナード

  ギムノカリキウム属  ーーー  原種ギムノの写真とメモ


G. hamatum [ AGG ]
(= G. marsoneri ssp. megatae [ G. Charles ] )


G. hamatum ( ハマツム ) はメガタエ系で、
古くからつくられています。

G. megatae(メガタエ)の系統は、
単幹で仔吹きせず、円盤状に成長し、
径15~20㎝くらいまで大きくなります。

肩部から側面に白い花がつき、果実は赤紫色です。

写真はG. hamatum VoS 03-067 で、
Volker Schaedlich 氏のFN です。

ボリビアの Tarija(タリハ)地区、木の根や枯れ枝、
草の散在する泥の多い平地に自生します。

ハマツムはカギ刺のギムノで知られていますが、
メガタエ系は一般にカギ刺の出ることが多いようです。
二枚目の写真は刺を拡大しています。




Sany0063--hamatum--VoS 03-067--VoS seed(2010)
Sany0063cc--hamatum--VoS.jpg
Gymnocalycium hamatum    VoS 03 - 067
Palos Blancos, east  Tarija  864m,  Bolivia
(V. Schaedlich seed (2010))
( ハマツム         VoS 03 - 067 )






2017.10.09 09:00 | Schickendantziana(波光竜他) | トラックバック(-) | コメント(2) |
G. buenekeri [AGG]
(= G. horstii ssp. buenekeri [G. charles])
(= G. horstii v. buenekeri)

G. horstii(ホルスティー) に近い種ですが、
G. horstii(ホルスティー) のツヤ肌、白花に対して、
G. buenekeri ( 聖王丸 )は、ツヤのない肌で、ピンク花です。

この種は 国内で聖王丸、ペンタカンサとしてよく普及しています。
欧州で、G. denudatum v. pentacanthum (ペンタカンサム)
とされた時期があり、当初この名称で輸入されたようです。
pentacanthum は5本刺を意味します。

両種とも5稜が基本で、一般に大きくなっても5稜を維持します。

4稜のタイプが時々出現します。

一、二枚目のの写真は、径13㎝、8稜の聖王丸です。
10年以上栽培しています。
成長はしていますが、径は大きくならず、根元に縮んでいきます。
秋のギムノの花の少ない時期に、大きな淡ピンク花をつけました。

Sany0088--buenekeri--13cm diameter--ex yms
Sany0089--seiou--ex yms
Gymnocalycium buenekeri    
( 聖王丸               (旧来品)   )


次の写真は上記の株のカキ仔を大きくしたものです。
径11㎝になりますが、まだ増稜していません。

Sany0069--buenekeri--ex yms
Gymnocalycium buenekeri    
( 聖王丸               (旧来品)   )


下の写真は、特に稜の丸いタイプです。
上から見ると円形に近く見えます。

Sany0072--buenekeri--LB 584--ex Eden 14417
Sany0090--buenekeri--.jpg
Gymnocalycium buenekeri   LB 584
Sao Francisco de Asiss,  Rio Grand de Sul, Brazil 
( 聖王丸             LB 584  )




次のの写真は、やや鋭い稜のタイプの聖王丸です。
こちらは上から見ると五角形に近く見えます。
小型で群生します。

子株をとれば単頭で大きくなるのかも知れませんが、
群生に育てています。

Sany0076--seiou--ex hashimoto
Gymnocalycium buenekeri    
( 聖王丸               (旧来品)   )




2017.10.07 09:00 | Macrosemineum(デヌダタム他) | トラックバック(-) | コメント(0) |

G. fleischerianum 〔AGG〕
(= G. paraguayense 〔G. Charles〕 )

写真の G. fleischerianum  p 411 が、
この秋の花の少ない時期に開花しました。
底紅の白花です。

稜の背辺りが黄色いですが、
これは冬の色が残っているせいです。
春から調子が悪く、植え替えてからやっと
緑色の肌に戻ってきたところです。

蛇紋玉の和名で古くから普及している、
G. fleischerianum (フレイシェリアナム)ですが、
この種はパラグアイに産し、
G. paraguayense( パラグアイエンセ )に近い種です。

G. Charles はこの種を G. paraguayense( パラグアイエンセ )
と同種とし、これに含めています。
G. Charles 〔チャールス〕の本では、
G. fleischerianum は種名にあがっていません。



Sany0079--fleischerianum--P 411--Oyopoi Paraguay--Mesa seed 464.092
Sany0080a--fleischerianum--p 411--mesa seed
Gymnocalycium fleischerianum      P 411
Oyopoi,  Paraguay         
( Mesa seed  464.092 )
( 蛇紋玉                 P 411  )






2017.10.05 09:00 | Macrosemineum(デヌダタム他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
写真は、旧来品の G. griseo-pallidum ( グリセオパリダム)です

G. griseo-pallidum は古くバッケベルグの記載(無効とされる)ですが、
H. Till (ティル)氏がこれに該当するとして新たに記載した
G. anisitsii v. griseo-pallidum があります。

ただ、これは古くからヨーッロパ、日本で栽培されてきた旧来品とは
全く異なることが V.Schaedlich (シェ―ドリヒi) 氏らにより、
指摘されています。
原種では、G. sp. VoS 01-015 が該当するとしています。

A. Lau 氏の 1970 年の採集品 L 368 があり、
G. griseo-pallidum (sensu) Lau と呼ばれることがあります。


G. griseo-pallidum L 368
Salinas de san Jose, Cordillera, 400m, Santa Cruz, Bolivia

最初の写真はピルツ種子の実生です。
二、三枚目は国内の旧来品です。






Sany0118--griseopallidum--Chaco Bolivia--Piltz seed 2178
Gymnocalycium griseo-pallidum
Chaco,  Bolivia
( Piltz seed 2178 )
( グリセオパリダム   (ピルツ種子 2178 実生 ))


R3086664-griseopallidum.jpg
Gymnocalycium griseo-pallidum
( グリセオパリダム   (旧来品 ))



Sany0146--griseopallidum--ex Moriyama
Gymnocalycium griseo-pallidum
( グリセオパリダム   (旧来品 ))




2017.10.03 09:00 | Schickendantziana(波光竜他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
この種は、2010 年に発表された新しい種で、
Agg. Castellnosiana ( 剣魔玉の集合体 )に属します。

この種の産地の近くに自生する、
G. castellanosii subsp. armillatum ( アルミラタㇺ ) と
G. basiatrm ( バシアトラム )の交雑に由来すると
考えられています。
(なお、怪竜丸がバシアトラムの一タイプです。)

産地の写真を見ると、怪竜丸に似た球体で、
多くが灰白色の肌に黒い刺をつけ、
今までのギムノに見られない外観です。
コピの黒王丸に似た色合いです。

栽培してみると、期待したほど
白い粉(ブルーム、果粉)を吹くことが少なく、
ほぼ茶色の肌です。

ネットでヨーロパの栽培品の写真をみると、
ほぼ同じような状況ですが、
チェコやロシアの栽培品の一部に、
白い肌になったものが見られます。

これが個体差なのか、
特別な栽培技術によるものなのか
よくわかりません。

従来の常識からすると、日射を強い目にする、
乾燥した雰囲気に置く、水を少ない目にして
ゆっくり成長させる、ということになるかと思いますが、
今のところ効果が出ていません。

産地のレポートでは、日射の強いところより、
灌木の下にあるものの方が肌色が白い、
という話もあり、日照の少ないところに
においてみたりもしています。

用土に白い粉(ブルーム)のもとになるソフトシリカを加えたり、
白い粉を吹く柱サボテン(朝霧閣、上帝閣)に接木したり
してみましたが、あまり変わりません。

コピの黒王丸を並べて栽培していますが、
同じ環境で、これはかなり白っぽい肌に育っています。

白い粉を吹くギムノに、 G. berchtii(ベルクティー)、
G. prochazkianum (プロチャズキアナム)がありますが、
この二種は白い肌になったものがかなりあります。
このG. esperanzae ( エスペランザエ )がうまくいきません。

なお、産地の白い肌の写真は、Google の画像検索で、
Gymnocalycium esperanzae で検索して、見てください。


i最初の写真は、数年前にチェコから、
袖ヶ浦接ぎで入れたものですが、僅かですが
白い粉が出ています。

Sany0001--esperanzae--CH 1417--Nueve Esperanzae 519m LR--ex Cactus Hobby
160730c--Sany0214--esperanzae--CH 1417--ex Cactus hobby
Gymnocalycium esperanzae    CH 1417
 Nuevo Esperanza, La Rioja, 519 m, Arg.
(ex) Cactus Hobby
( エスペランザエ          CH 1417 )


次の写真は、に上帝閣に接木して2年になります。
これも少しだけ白い粉が出ています。
Sany0158--esperanzae--MM 1257--Bercht seed (2013)
Sany0157--esperanzae--MM 1257 --Bercht seed
Sany0124--esperanzae--MM 1257--
Gymnocalycium esperanzae    MM 1257  (grafted)
east of Corral de Isaac, La Rioja, 515m, Arg.
Bercht seed  3547(2013)
( エスペランザエ          MM 1257 )


次の写真は、朝霧閣に接木したものですが、
白い粉については全く効果がありません。
Sany0015--esperanzae--Tom 09-436.1--W of Nuevo Esperanza LR-- ex Milena
Gymnocalycium esperanzae    Tom 436.1   (grafted)
 west of Nuevo Esperanza, La Rioja, Arg.
( エスペランザエ          Tom 436.1)


次の写真は、黒い肌に黒刺のタイプです。
キリンウチワ実生接ぎを下ろしてあまり時間が
経っていませんが、白い粉は全く出ていません。

Sany0035--esperanzae--RER 0386--Bercht seed 2619(2016)
Gymnocalycium esperanzae    FTA 386
 east of Corral de Isaac, La Rioja, 515 m, Arg.
(Bercht seed 2619(2016))
( エスペランザエ          FTA 386)



次の写真は、紫色を帯びた肌に黒刺のタイプです。
正木で1年以上栽培していますが、白い粉は僅かです。

Sany0024--esperanzae--Tm 436-1--Bercht seed 3549 (2013)
Gymnocalycium esperanzae    Tom 436.1
 west of Nuevo Esperanza, La Rioja, Arg.
Bercht seed  3549(2013)
( エスペランザエ          Tom 436.1)


次の写真も正木で1年以上になります。
これが最も白くなっていますが、白肌には遠い感じです。

Sany0005--esperanzae--Tom 09-436.1-W of Nuevo Esperanza--LR--ex Milena
Gymnocalycium esperanzae    Tom 436.1   
 west of Nuevo Esperanza, La Rioja, Arg.
( エスペランザエ          Tom 436.1)







2017.10.01 09:00 | Castellanosiana(剣魔玉他) | トラックバック(-) | コメント(0) |