ギムノ   フォト プロムナード

  ギムノカリキウム属  ーーー  原種ギムノの写真とメモ

G. hossei [AGG] 〔G. Chaeles〕
(= G. mazanense )


この種は 以前はG. mazanense (魔天竜)とされていましたが、
最近の分類ではより古い名称の G. hossei が採用されています。
AGGも、G. Charlesの本も この種を G. hossei としています。

栽培の場では(実生小苗の販売業者のリスト、種子販売のリスト、
各地の栽培場のラベル表示などでは)、
G. hosseiとG. mazanense の二つの名称が使われています。

和名は魔天竜、ホセイとしています。
国内の魔天竜系(魔天竜、闘鷲玉、猛鷲玉、若武者、華武者)は、
この種あるいはその変種にほぼ該当します。

なお、G. hossei の名称は、ヨーロッパで混乱して使われてきた
経緯があり、魔天系以外のいろんな種にG. hossei の名称が見られます。

国内でも、五大州に G. hossei の学名が当てられていましたが、
ヨーロッパから誤った名称の G. hossei で入ったものと思われます。

La Rioja 州の北東部からCatamarca州にかけて、

Mazan(マザン)近辺の地域に分布します。



写真は G. hossei v. longispinum  LF 035 の実生です。
LF はL. Fischer のフィールド No. で、 v. longispinum となっていますが、
正式に登録された変種名ではなく、ここでは単にG. hosei としています。
Sany0098--hossei v longispinum--LF 35--Estancia Mazan--ex Eden 17506
Sany0101--hossei v longispinum--LF 035--ex Eden
Gymnocalycium hossei        LF 035
Estancia Mazan, Catamarca,  Arg.
( ホセイ      LF 035)


次は少し古い写真ですが、Piltz 種子実生の G. hossei P 30 です。
春の写真で新刺が出ています。
Sany0081-hossei--P 30--Quebrada de Cebila, La Rioja,Arg. ,1000m --Piltz seed 4200--Milena
Gymnocalycium hossei  P 30
Quebrada de Cebila, La Rioja,Arg. ,1000m
( Piltz seed 4200 )
(ホセイ    P 30)


次も少し以前の写真ですが、Piltz 種子実生の G. hossei P 30Bです。
Sany0160--mazanense var--P 30B--Quebrada de Cebila, La Rioja,Arg. ,1500m (Piltz seed 4202)--ex Houmei en
Gymnocalycium hossei    P 30B
Quebrada de Cebila, La Rioja, Arg. ,1500m
 (Piltz seed 4202)
(ホセイ     P 30B )



2018.01.22 09:00 | Microsemineum(紅蛇・天平他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
G. catamarcense ssp. schmidianum [AGG]
(= G. pugionacanthum [G. Charles]

写真は 碧巌玉(亜種)シュミディアナム LB 1308 です。
少し強い刺が出ています。

ネットに原産地の写真が出ていますが、
岩場に育つ、強刺の魅力的なタイプが多数見られます。

G. catamarcense(カタマルケンセ)は、
以前は G. hybopleurum とされ、
碧巌玉の和名で古くから栽培されてきたギムノです。

G. hybopleurum の学名の原記載に
パラグアイ産と書かれていますが、
パラグアイには産せず、アルゼンチンのカタマルカ州の産です。

G. hybopleurum が記載された当時(1930年代)は、
産地の情報が不正確なことが多くありました。
1990年代なって、新たに カタマルカ産の種として
G. catamarcense(カタマルケンセ)が記載されたものです。

なお、G. Charles の本(2009年)では、
このG. catamarcenseに相当する名称として
G. pugyonacanthumを使っています。







Sany0141--catamarcense ssp schmidianum-GN 665-1825 --ex Eden 16799(2010)
Sany0139--catamarcense ssp schmidianum--.GN 665-1825--ex Eden
Gymnocalycium catamarcense ssp. schmidianum 
Sierra Zapata, La Rioja, Argentina
( 碧巌玉(亜種)シュミディアナム )










2018.01.17 09:00 | Microsemineum(紅蛇・天平他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
Gymnocalycium pflanzii ssp. dorisiae ( ドリシアエ )

G. pflanzii ssp. dorisiae [AGG]
(= G. pflanzii [G. Charles])

温度の低い時期ですが、赤っぽい新刺を出しています。

G. pflannzii (天賜玉) はボリビアの低地の産ですが、
この亜種は 基本種の産地より大きく西へ離れた
2000m以上の高地に産します。

この STO 1004 はボリビアのタリハ州の
Rio Paichu (リオパイチュ)、標高 2300m の産です。
G. cardenasianum (光琳玉)の産地に近いです。

基本種との差異としては、
古くなると短円柱状になること、
頭頂部に黒い新刺が密生すること、
花が小さいことなどが挙げられています。

G. Charles(チャアールス) の著書では、
基本種と大差ないとして
G. pflanzii に含めています。






Sany0147--pflanzii v dorisiae--STO 1004--Rio Paichu 2300m Tarija Bolivia--Amerhauser seed (2009)
Gymnocaycium pflanzii ssp. dorisiae  STO 1004
Rio Paichu 2300m, Tarija, Bolivia
(H. Amerhauser seed)
( ドリシアエ STO 1004 )





2018.01.15 09:00 | Microsemineum(紅蛇・天平他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
G. mostii ssp. ferocior [AGG]
(= G. castellanosii ssp. ferocius [G. Charles])
(= G. ferocior )
(= G. ferox v. ferocior)
(= G. ferox)
(= G. .hybopleurum v. ferocior)

写真は原種のフェロシオールです。
応天門の和名が用いられることもあります。

この種はギムノの指折りの人気種で,
白い強刺のいろんなタイプが栽培されています。
品評会にもよく出品されます。

天平、光琳など、国内のギムノの人気種は、
たくさん入った輸入球の中から、
また長年の実生の繰り返しの中から
選抜育成されてきたものが多いと思います。

このフェロシオールに関しては、産地の写真を見ると、
国内品と同等の強い白刺のものが多数見られます。
原種そのままで鑑賞上の優品である稀な例かと思います。

以前は G. hybopleurum(碧巌玉) の変種とされていました。
Backeberg (バッケベルグ) が
G. hybopleurum v. ferosior としていたもので、
永らくこれに従っていました。

AGG はこの種を G. mostii (紅蛇丸)の亜種としています。
一方、G. Charles (チャールス)らは、種子の形態から
G. castellanosii (剣魔玉)の亜種ととしています。





Sany0133--hybopleurum-v ferocior--STO 866--Mesa seed 468.87
Sany0134--hybopleurumv ferocior--STO 866--Mesa seed
Gymnocalycium mostii ssp. ferocior      STO 866
Agua de Ramon, Cordoba , Arg.
(Mesa seed 468.87)
( フェロシオール           STO 866   )







2018.01.11 09:00 | Microsemineum(紅蛇・天平他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
G. rhodantherum [ AGG ] [ G. Charles ]

この時期に新刺が出ていたので写真を撮りましたが、
よく写っていません。
白茶色の太い直刺を出しています。

この種は、 La Rioja(ラリオハ)州の
Sierra de Velasco(ベラスコ山脈)の西から、
Sierra Famatina(ファマティナ山脈)にかけて産します。

一方、Sierra de Velasco(ベラスコ山脈)の東側の、
Mazan(マザン)地域に産するのが、
G. hossei (ホセイ)(=G. mazanense)です。

近い地域にある G. guanchinense(ガンキネンセ)と似ますが、
ガンキネンセが古くなると縦長になるのに対して、
この種は古くなっても扁平に育つとされます。

ガンキネンセとの外観上の差異については
もう一つつかめていません。

刺の長短、刺が胴体から突出するもの、胴体に密着するものなど、
刺の変異に巾があり、高地産と低地産で外観が変わります。

種名は赤い葯の意で、葯が濃紅色です。
この点はガンキネンセも同様です。






Sany0097--hossei-rhodantherum--P 79--Chilecito--Piltz seed 4224
Gymnocalycium rhodantherum   P 79
Chilecito, La Rioja, Arg.
(Piltz seed 4224)
( ロダンテラム    P 79 )








2017.12.31 09:00 | Microsemineum(紅蛇・天平他) | トラックバック(-) | コメント(0) |