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サボテン科 ギムノカリキウム属に関して、主として、フィールドNo.のついた、
産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、にギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。また、ギムノ各種の写真をに
上げて行きますので、これもご利用ください。 -産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、にギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。また、ギムノ各種の写真をに
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本日は、Gymnocalycium mihanovichii ( 瑞雲丸 )の
全開しない茶緑花です。
茶緑花と云っていますが、緑色の濃いもの、
黄色がかったもの、茶色がかった緑色のもの、
など個体によって変化があります。
全開しない花ですが、よく日に当てると全開することがあると、
云われています。
近い種に G. friedrichii(牡丹玉)がありますが、
G. mihanovichii ( 瑞雲丸 )は茶緑色の全開しない花で、ツヤ肌です。
一方、G. friedrichii(牡丹玉)は白花またはピンク花で、
ツヤのないザラ肌です。

Gymnocalycium mihanovichii
Boqueron, Paraguay
(Koehres seed.)
( ギムノカリキウム属 瑞雲丸 (ケーレス種子実生) )

Gymnocalycium mihanovichii VoS 257
Laregenza, Alto Paraguay, Paraguay
((ex) Eden.)
( ギムノカリキウム属 瑞雲丸 VoS 257 )

Gymnocalycium mihanovichii VoS 005
west of Filadelfia, 200m, Boqueron, Paraguay
( Bercht seed 2836(2012) )
( ギムノカリキウム属 瑞雲丸 VoS 005 )
G. mihanovichii( 瑞雲丸 ) の発見は古く、
1903 年、よく知られた A.V.Fric ( フリック )によります。
緑色の花のカクタスが珍しく、ヨーロパで大変評判になり、
高値で取引されたそうです。
フリックはこの時産地を明らかにせず、
その後相当時間が経ってから産地を公表したが、
それが真の産地ではなかった。
さらに産地が洪水で水没してこの種は全滅した、
と云う、偽りの情報を流して、価格を釣り上げた。
その他、いろんな話が残っています。
種名はフリックのカクタス探査行に経済的支援を行った、
Mihanovich 氏に由来します。
この時代に、ヨーロッパから南米に出かけて、
新しいカクタスを探すのは、大変な資金とリスクを要した
ことから、この辺りの話が理解できます。
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2022.05.31 09:30 | Terminalia(瑞雲丸・麗蛇丸他) |
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