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サボテン科 ギムノカリキウム属に関して、主として、フィールドNo.のついた、
産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、にギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。また、ギムノ各種の写真をインスタグラムに
上げて行きますので、これもご利用ください。
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Gymnocalycium megatae
(= Gymnocalycium megatae ssp. megatae [AGG])
(= Gymnocalycium marsoneri ssp. megatae [G. Charles])
12月に入って、冬らしい気温が続くようになり、
夏に緑色であったメガタエの肌が、すっかり茶色になりました。
この種は成長期は緑色の肌ですが、冬は茶色になります。
写真は実生から 8年になる、VoS 06-239 のメガタエです。
この株は、昨年の例では、春になっても緑色にならず、
5月にまだ茶色のままで、6月にやっと緑色になりました。


Gymnocalycium megatae VoS 06-234
south-west of Toledo, , Boqueron, Praguay
( Mesa seed 470(2016)).
( ギムノカリキウム属 メガタエ VoS 06-234 )
次は、同じメガタエの10月末の写真です。
緑肌から茶色に変わるところで、下の方が茶色っぽくなってきています。
秋に出た新刺がまだ黄色の色を留めています。

Gymnocalycium megatae VoS 06-234
south-west of Toledo, , Boqueron, Praguay
( Mesa seed 470(2016)).
( ギムノカリキウム属 メガタエ VoS 06-234 )
この種は大型のギムノで、円盤状に成長し、 径20㎝くらいになります。
パラグアイ、ボリビアに産します。
草原で、草の中にこの種があるのを、 少し離れたところから見ると、
陸亀が歩いているように見えると書かれています。
種名の megatae は、昭和20年3月、レイテ島で戦死した、
目賀田守種氏に由来します。
伊藤芳夫氏の記載に因ります。
目賀田守種氏は、1938年、三高の学生の時に、
アメリカのカクタス協会に(日本における三百年)と題して、
日本のサボテンの渡来から栽培の歴史に関する解説を投稿して、
名誉副会長の称号を贈られ、その後京都帝大農学部に進み、
1941 年、(多肉植物の染色体数)を出版し、蘭印(現在の
インドネシア)に植物の調査に行き、カクタスのみならず、
多方面に大きな才能を持った人物であったと伝えられています。
このメガタエを見ると、(日本サボテン史(1990年刊)) にある、
梅棹忠夫氏のよる、(目賀田少尉は帰ってこなかった)の一文が思い出されます。
現在使われているギムノカリキウム属の種名で、
日本人名があるのはこの G. megatae だけです。
以前は G. tudae (津田宗直氏に因る)がありましたが、
使われないようになりました。
サボテン科 ギムノカリキウム属に関して、主として、フィールドNo.のついた、
産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、にギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。また、ギムノ各種の写真をインスタグラムに
上げて行きますので、これもご利用ください。
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Gymnocalycium megatae
(= Gymnocalycium megatae ssp. megatae [AGG])
(= Gymnocalycium marsoneri ssp. megatae [G. Charles])
12月に入って、冬らしい気温が続くようになり、
夏に緑色であったメガタエの肌が、すっかり茶色になりました。
この種は成長期は緑色の肌ですが、冬は茶色になります。
写真は実生から 8年になる、VoS 06-239 のメガタエです。
この株は、昨年の例では、春になっても緑色にならず、
5月にまだ茶色のままで、6月にやっと緑色になりました。


Gymnocalycium megatae VoS 06-234
south-west of Toledo, , Boqueron, Praguay
( Mesa seed 470(2016)).
( ギムノカリキウム属 メガタエ VoS 06-234 )
次は、同じメガタエの10月末の写真です。
緑肌から茶色に変わるところで、下の方が茶色っぽくなってきています。
秋に出た新刺がまだ黄色の色を留めています。

Gymnocalycium megatae VoS 06-234
south-west of Toledo, , Boqueron, Praguay
( Mesa seed 470(2016)).
( ギムノカリキウム属 メガタエ VoS 06-234 )
この種は大型のギムノで、円盤状に成長し、 径20㎝くらいになります。
パラグアイ、ボリビアに産します。
草原で、草の中にこの種があるのを、 少し離れたところから見ると、
陸亀が歩いているように見えると書かれています。
種名の megatae は、昭和20年3月、レイテ島で戦死した、
目賀田守種氏に由来します。
伊藤芳夫氏の記載に因ります。
目賀田守種氏は、1938年、三高の学生の時に、
アメリカのカクタス協会に(日本における三百年)と題して、
日本のサボテンの渡来から栽培の歴史に関する解説を投稿して、
名誉副会長の称号を贈られ、その後京都帝大農学部に進み、
1941 年、(多肉植物の染色体数)を出版し、蘭印(現在の
インドネシア)に植物の調査に行き、カクタスのみならず、
多方面に大きな才能を持った人物であったと伝えられています。
このメガタエを見ると、(日本サボテン史(1990年刊)) にある、
梅棹忠夫氏のよる、(目賀田少尉は帰ってこなかった)の一文が思い出されます。
現在使われているギムノカリキウム属の種名で、
日本人名があるのはこの G. megatae だけです。
以前は G. tudae (津田宗直氏に因る)がありましたが、
使われないようになりました。
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2021.12.29 09:00 | Schickendantziana(波光竜他) |
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