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サボテン科 ギムノカリキウム属に関して、主として、フィールドNo.のついた、
産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、にギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。また、ギムノ各種の写真をインスタグラムに
上げて行きますので、時々のぞいてください。
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産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、にギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。また、ギムノ各種の写真をインスタグラムに
上げて行きますので、時々のぞいてください。
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Gymnocalycium itatiquense [AGG]
(= Gymnocalycium eytianum )
写真は Gymonocalycium itatiquense ( イタチクエンセ )STO 969 です。
この春に日焼けさせてしまい、この株だけ遮光をしてきましたが、
秋になって急に新刺をさかんい出して成長し、だいぶ日焼けの傷が下に
わったところを、やや上から撮りました。

Gymonocalycium itatiquense STO 969
east of Boyuibe, Santa Cruz, Bolivia, 885m
(Piltz seed 5027)
( イタチクエンセ STO 969 )
次は昨年の写真ですが、花と果実が写っています。
メガタエの系統に特有の紫色のフルーツです。

Gymonocalycium itatiquense STO 969
east of Boyuibe, Santa Cruz, Bolivia, 885m
(Piltz seed 5027)
( イタチクエンセ STO 969 )
果実の色、形状は、花の色、形状とともに、
種の判別に重要な要素です。
この種は以前は G. eytianum として栽培されていた、
メガタエ系の種です。
国内では エイチアナム、栄次丸の名称で栽培されてきました。
栄次丸の和名は、緋牡丹錦の作出で有名な、
紅波園の初代園主の渡辺栄次氏に由来します。
G. eytianum として栽培されてきた種に、
この種とは別の天賜玉系の種があります。
(国内では見たことががありませんが、
ヨーロパでは古くからあるようで、小苗が
販売されています。)
AGGは、真のG. eytianum(エイチアナム) は
(すなわちG. eytianum の原記載に記された種は)、
この種とは別の天賜玉系の種であるとの見解で、
この種を G. itatiquense として新らたに記載しています。
種名 の G. itatiquense はボリビアの産地 Itatiqui に由来します。
もっとも栽培の場では、G. eytianumしゅ の名称も残っており、
G. eytianum、G. itatiqiense の二つの名称が使われているのが現状です。
分類をやる人が名称を変更してても、
それが販売の場、趣味栽培の場に浸透するには
相当な時間がかかります。
というより、完全に変わることはないと思われます。
メガタエの系統で、扁平に育ち、円盤状になります。
ボリビアのサンタクルツ地区に産します。
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