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ギムノ   フォト プロムナード

  ギムノカリキウム属  ーーー  原種ギムノの写真とメモ

 

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サボテン科 ギムノカリキウム属に関して、主として、フィールドNo.のついた、
産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、ホームページにギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。

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本日の写真は、春らしくなって赤い新刺とつぼみをつけた、
G. mesopotamicum (メソポタミクム)です。


210319a--DSC_9275--mesopotamicum--mesa seed 470.2--ex yms
210319--DSC_9275--mesopotamicum--mesa seed 470.2--ex yms
Gymnocalycium mesopotamicum
( mesa seed 470.2 )

( ギムノカリキウム属 メソポタミクム   メサ種子実生 )




210319--DSC_9273--mesopotamicum--P 241--ex Houmei en
Gymnocalycium mesopotamicum  P 241  
Mercedes, Corrientes, 200m, Argentinaa
(Mesa seed 470.3 )
( ギムノカリキウム属 メソポタミクム   P 241 )







この種は径4cm までの小型種で、仔吹きして群生します。
よく綴化しますが、綴化すると大きくなります。

種子が大きく、Macrosemineum 亜属に属します。
外観はあまり似ませんが、
G. paraguayense (パラグアイエンセ)に近い種です。

近年の分類では、種子の形状、花の構造が重視されます。
刺の形状や色などの外観は環境により変わり易いとされています。

ブラジルに国境に接する、アルゼンチンの北東部、
Corrientes (コリエンテス)州の、
Mercedes (メルセデス)近辺の、
岩石の散在する草地にに産します。

ギムノの少ない地域で、発見されたのは比較的新しく、1978年です。
アルゼンチンの植物学者 R. Kiesling (キースリング)博士の発見です。

産地の写真を見ると、背の低い草の中に
芝生状に群生しています。

濃緑のツヤ肌で、よく仔吹きします。
白花です。




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2021.03.23 09:00 | Macrosemineum(デヌダタム他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
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