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サボテン科 ギムノカリキウム属に関して、主として、フィールドNo.のついた、
産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、にギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。
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産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、にギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。
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Gymnocalycium prochazkianum
(= Gymnocalycium valnicekianum ssp. prochazkianum [AGG])
(= Gymnocalycium mostii ssp. valnicekianum [G. Charles])
本日の写真は表皮が白い粉 (ブルーム、果粉) に被われる、
Gymnocalycium prochazkianum ( プロチャズキアナム )です。
この白い粉のつき方は成長により、季節により変化します。
成長はおそい方で、今回の写真は小苗で購入した分です。
実生から育てている分は、まだ一回り小さいです。
扁平に育ちます。
最初の写真は、肌色が灰青色のタイプです。



Gymnocalycium prochazkianum VS 141
Quilino, Cordoba, Argentina
((ex) Milenaudisio )
( ギムノカリキウム属 プロチャズキアナム VS 141 )
次の写真は、肌色が紫色を帯びるタイプです。



Gymnocalycium prochazkianum STO 1581
Quilino, Cordoba, Argentina
((ex) Milenaudisio )
( ギムノカリキウム属 プロチャズキアナム STO 1581 )
次の写真は、青色がかった肌色のタイプです。


Gymnocalycium prochazkianum WP 04-241-760
south Quilino, Cordoba, Arg.
((ex) Milenaudisio )
( ギムノカリキウム属 プロチャズキアナム WP 04-241-760 )
south Quilino, Cordoba, Arg.
((ex) Milenaudisio )
( ギムノカリキウム属 プロチャズキアナム WP 04-241-760 )
本種は径 70mm までのやや小型の種ですが、
紅蛇丸(Gymnocalycium mostii)の系統で、
ビカラーにも近い種です。
産地の写真では、白い粉を吹いた扁平な球体に、
黄白色の刺をつけています。
実生苗の栽培でも、多くのものが白い粉(ブルーム、果粉)
を吹いて、産地に近い姿になります。
肌色は明るい青緑色が多いですが、紫肌も出ています。
産地はアルゼンチン、コルドバ州、Quilino (キリノ)の周辺です。
ここは G. quehlianum [AGG] (= G. robustum)
の発見されたところで、ギムノの関係では
よく知られた場所です。
種名の ( prochazkianum) は、チェコのギムノの研究者の
Jaroslav prochazka (プロチャズカ) 氏に因ります。
JPR のFN(フィールドNo.)でよく知られています。
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2020.11.16 09:00 | Microsemineum(紅蛇・天平他) |
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