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サボテン科 ギムノカリキウム属に関して、主として、フィールドNo.のついた、
産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、にギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。
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産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、にギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。
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本日は Gymnocalycium esperanzae (エスペランザエ)です。
写真は全て Tom 436.1 の同じ個体で、
2020年8月、2020年7月、2020年6月、2020年5月、2019年8月、
2017年9月の写真です。
この種は、産地の写真を見ると、コピアポアのような灰白色の肌に黒い刺で,
魅力的な外観ですが、栽培ではなかなか白くなりません。
写真の Tom 436.1 は、当方の栽培品の中では白い方で、これを選んでみました。
これは実生から自根で来たものです。
接木で大きくしたものは、下ろして自根にしても、白くなりにくいようです。
G. prochazkianum ( プロチャズキアナム ),
G. berchtii ( ベルクティー ) などは普通に栽培していて
灰白色になるものが多いのですが、
この G. esperanzae (エスペランザエ)は白くなりません。
産地では灌木の下の方が白い、日のよく当たるところは白くない、
という産地レポートがあり、日照時間の多少の両方でテストしていますが、
今のところあまり差なしです。
同じ環境に、コピの黒王丸を置いていますが、これはかなり白くなっています。
産地の写真も、鑑賞上好ましいものを選んで撮っており、
白いものは一部なのかも知れません。
用土にシリカを加えたり、少し酸性側にしたり、白い粉を吹く柱に接木しだり、
いろいろやってみましたが、うまく行っていません。
ネットで見ると、チェコ、ロシアなどの栽培品も
白いものは少ないようです。
わずかにある白いものが、栽培法の工夫によるのか、
産地から入れたものか、わかりません。
この種は、2010 年に発表された新しい種で、
Agg. Castellnosiana ( 剣魔玉の集合体 )に属します。
G. basiatrum (怪竜丸)と、
G. castellanosii ssp. armillatum (アルミラタム)との、
自然交媒種と考えられています。






Gymnocalycium esperanzae Tom 09-436.1
west of Nuevo Esperanza, La Rioja、 500m、Argentina
( (ex) Mileaudisio)
( ギムノカリキウム属 エスペランザエ Tom 09-436.1 )
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2020.08.24 09:20 | Castellanosiana(剣魔玉他) |
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