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ギムノ   フォト プロムナード

  ギムノカリキウム属  ーーー  原種ギムノの写真とメモ

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サボテン科 ギムノカリキウム属に関して、主として、フィールドNo.のついた、
産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、ホームページにギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。

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Gymnocalycium denudatum ssp. angelae [ AGG]
(= Gymnocalycium angelae [ G. Charles]

写真は G. angelae ( アンゲラエ )で、
G. denudatam ( デヌーダタム )に近縁の種です。

G. denudatam ( デヌーダタム )の系統は
ほとんどが南ブラジル産ですが、
この亜種だけが国境の西側でアルゼンチン産です。

一株に成長点付近から赤茶色の損傷が出てきたことを、
この3月にこのブログに書きました。
最初の写真のように、ダニの被害とは様子が違います。
根がどうかと思い、抜いてみましたが、異常はありません。
表皮の赤茶色の損傷が下の方まで来ています。


200309--DSC_4549--angerae--Piltz seed
200309--DSC_4552--angerae--piltz seed

その後、5月ごろには成長点から側面下部まで、
全ての表面が茶色になりました。
これをそのまま普通に栽培していたところ、最近なって
成長点付近から緑色の部分が出ていることに気付きました。
これが次の写真です。

200801--DSC_6944--angelae--.jpg

このまま成長させれば、全体が緑色になっていくものと思います。

これはピルツ種子実生の親株のカキ仔ですが、
親株が
数年前に同様な損傷を受け、
同じような経過をたどっているからです。


次の写真はこの親株の損傷を受ける前のきれいな時のものです。
損傷を受けて、全体が茶色になった写真が残っていませんが、
二枚目はその損傷が少し下に回った時の写真です。
3枚目は親株の現在の姿で、茶色の損傷が
下に回って残っています。

160305--Sany0132--angerae--Tres Cerros--Piltz seed 4975
181227--DSC_0024--angelae--_20200801182546e5e.jpg
200801--DSC_6946--angelae--Piltz seed 4975
Gymnocalycium denudatum ssp. angelae
Tores Cerros, Corrientes, Argentina
(Piltz seed 4975)
( ギムノカリキウム属 アンゲラエ   ピルツ種子実生 )


この茶色になる現象が何なのかわかりません。
ここで思い出すのは、Graham Charlse (チャールス)のギムノの本で、
Gymnocalycium angelae の解説があり、
成育させるのが難しく、よく枯死すると書かれていることです。




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2020.08.02 09:00 | Macrosemineum(デヌダタム他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
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