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ギムノ   フォト プロムナード

  ギムノカリキウム属  ーーー  原種ギムノの写真とメモ


本日は、自生地不詳の、Gymnocalycium pungens (プンゲンス )です。

Gymnocalycium schickendantzii(波光竜)に近いとされています。
球形、古くなると円柱状になる。
多数のまっすぐな針形状の刺。




090521-Sany0215-pungens-Rowland2119--460.jpg

Gymnnocalycium pungens
( Rowland seed 2119 )
( プンゲンス        (Rowlanad 種子実生) )



140616--Sany0109--pungens--Rowland seed--460

Gymnnocalycium pungens
( Rowland seed 2119 )
( プンゲンス        (Rowlanad 種子実生) )



071111-Sany0178-pungens-arahari--460.jpg

Gymnnocalycium pungens
( プンゲンス        (旧来品) )



dsc00055b--460-3.jpg

Gymnnocalycium pungens
( プンゲンス        (旧来品) )





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2023.02.04 09:00 | Schickendantziana(波光竜他) | トラックバック(-) | コメント(0) |

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サボテン科 ギムノカリキウム属に関して、主として、フィールドNo.のついた、
産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、
ホームページにギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。また、ギムノ各種の写真を
インスタグラム
上げて行きますので、これもご利用ください。 

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コロナの4 回目のワクチン接種の副反応が意外と強くて、3日ほど寝込みました。
久々のブログです。

AGG が Gymnocalycium anisitsii( 翆晃冠 )の亜種としている
ssp. holdii ですが、Gymnocalycium の専門誌 ( Schuetziana )において
Volker Schaedlich (シェドリヒ)氏が、ssp. holdii の産地レポートを出しており
この亜種はG.anisitsii( 翆晃冠 )の亜種ではなくて、
G. megatae( メガタエ )の亜種であるとしています。


以下のような記述があります。

G.anisitsii( 翆晃冠 )は古くなると、円柱状になるが、
ssp. holdii ( ホルデイー )は扁平な球状に留まり、
G. megatae( メガタエ )と同様である。

G.anisitsii( 翆晃冠 )は播種後 2~3年で開花するが、
ssp. holdii ( ホルデイー )は G. megatae( メガタエ) と同様に
播種後5~6年で開花する。

花の形は、、 
G.anisitsii( 翆晃冠 )漏斗形状であるが、
ssp. holdii ( ホルデイー )は釣鐘形状であり、
これは G. megatae( メガタエ) と同様である。

G.anisitsii( 翆晃冠 )は落葉樹の散在する林の中、
粘土質を含む細かい砂地に育つ。
ssp. holdii ( ホルデイー )は、小石、岩石の多い草原に育ち、
日当たりが強く、乾燥気味で、乾燥による損傷(日焼け)が多く残っている。


220718--DSC_3700--anisitsii ssp holdii--VoS 03-034--El Tinto Santa Crutz Bol 284ml-VoS seed (2018)--
191102--DSC_3599--anisitsii holdii--VoS 03-034--VoS seed (2017)

Gymnocalycium anisitsii ssp. holdii        VoS 03-034
 El Tinto, Santa Crutz, Bolivia, 284m
( V. Schaedlich seed (2018))
( 翆晃冠(亜種)ホルデイー              
 VoS 03-034 )



220112--DSC_2204--anisitsii v holdii--VoS 03-034--VoS seed 2018

Gymnocalycium anisitsii ssp. holdii        VoS 03-034
 El Tinto, Santa Crutz, Bolivia, 284m
( V. Schaedlich seed (2017))
( 翆晃冠(亜種)ホルデイー              
 VoS 03-034 )





2022.07.24 10:20 | Schickendantziana(波光竜他) | トラックバック(-) | コメント(0) |

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サボテン科 ギムノカリキウム属に関して、主として、フィールドNo.のついた、
産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、
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がありますので、適宜ご利用ください。また、ギムノ各種の写真を
インスタグラム
  上げて行きますので、これもご利用ください。 -
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G. delaetii [AGG]
(= G. schickendantzii ssp. delaetii [G. Charles])
(= G. schickendantzii v. delaetii )




6 月に入り、波光竜の系統の花が咲いています。
本日は波光竜に近い種の、G. delaetii (天主丸(デラエティー))の開花です。

波光竜系は球体の側面に花がつきますが、
この種は特に側面の下部からつぼみが出ます。

220610a--DSC_3450--sckendantzii v delaetii--HV 833--Bercht seed 2221 (2009)

220610--DSC_3456--schickendantzii v delaetii--HV 833--San Raque Salta--Bercht seed 2221 (2009)

220610--DSC_3453--sckendantzii v delaetii--HV 833--

220610--DSC_3452--schickendantzii v delaetii-

Gymnocalycium schickendantzii v. delaetii HV 833
San Roque, Salta, Argentina
( Bercht seed 2221(2009) )
( ギムノカリキウム属 天主丸      HV 833 )

写真のように、つぼみの鱗片の縁が赤く、尖らず丸みのあるのが、
波光竜とのひとつの違いとされます。


AGG はこの種を独立した種としていますが、
波光竜の亜種または変種とされていることもあります。

アルゼンチン北部のサルタ州、ツクマン州が主な産地です。
2022.06.11 09:30 | Schickendantziana(波光竜他) | トラックバック(-) | コメント(0) |

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産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
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紹介して行きたいと思います。なお、ホームページにギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。また、ギムノ各種の写真をインスタグラム
上げて行きますので、時々のぞいてください。
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Gymnocalycium itatiquense [AGG]
(= Gymnocalycium eytianum )


写真は Gymonocalycium itatiquense  ( イタチクエンセ )STO 969 です。
この春に日焼けさせてしまい、この株だけ遮光をしてきましたが、
秋になって急に新刺をさかんい出して成長し、だいぶ日焼けの傷が下に
わったところを、やや上から撮りました。

211024--DSC_1503--eytianum--STO 969--ex Milena (2009)

Gymonocalycium itatiquense    STO 969
east of Boyuibe, Santa Cruz, Bolivia, 885m
(Piltz seed 5027)
( イタチクエンセ       STO 969 )



次は昨年の写真ですが、花と果実が写っています。
メガタエの系統に特有の紫色のフルーツです。


200928a--DSC_7504--eytianum--STO 969--Piltz seed 5027--ex Milena(2009)

Gymonocalycium itatiquense    STO 969
east of Boyuibe, Santa Cruz, Bolivia, 885m
(Piltz seed 5027)
( イタチクエンセ       STO 969 )




果実の色、形状は、花の色、形状とともに、
種の判別に重要な要素です。

この種は以前は G. eytianum として栽培されていた、
メガタエ系の種です。
国内では エイチアナム、栄次丸の名称で栽培されてきました。

栄次丸の和名は、緋牡丹錦の作出で有名な、
紅波園の初代園主の渡辺栄次氏に由来します。

G. eytianum として栽培されてきた種に、
この種とは別の天賜玉系の種があります。
(国内では見たことががありませんが、
ヨーロパでは古くからあるようで、小苗が
販売されています。)

AGGは、真のG. eytianum(エイチアナム) は
(すなわちG. eytianum の原記載に記された種は)、
この種とは別の天賜玉系の種であるとの見解で、
この種を G. itatiquense として新らたに記載しています。
種名 の G. itatiquense はボリビアの産地 Itatiqui に由来します。

もっとも栽培の場では、G. eytianumしゅ の名称も残っており、
G. eytianum、G. itatiqiense の二つの名称が使われているのが現状です。

分類をやる人が名称を変更してても、
それが販売の場、趣味栽培の場に浸透するには
相当な時間がかかります。
というより、完全に変わることはないと思われます。

メガタエの系統で、扁平に育ち、円盤状になります。
ボリビアのサンタクルツ地区に産します。

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サボテン科 ギムノカリキウム属に関して、主として、フィールドNo.のついた、
産地情報のある、由来の明確な、各種の種子を入手し、その実生育成に注力
しています。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。なお、ホームページにギムノ全種の写真一覧
がありますので、適宜ご利用ください。

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Gymnocalycium paediophilum  (AGG),(G. Charles)

Gymnocalycium paediophilum (パエデオフィラム)の花が咲きました。
大きな底紅の白花です。

驚いたことに、この花は夜も開いたままです。
長い間栽培していて、初めて気づきました。
夕刻の17時ごろ開いたままなのに気付き、
夜22時、翌朝7時にも開いていることを確認しました。

一般的にギムノの花は、午前に開いたものも、
午後に開いたものも、夕刻15時~17時には閉じてきます。

この件を、ギムノを多く栽培している人に伝えて、
調べてもらいました。夜のハウスに入ってみたところ、
大部分の花は閉じているが、翆晃冠、緋牡丹は
かなり開いたままである、とのことでした。

パエデオフィラムに限ったことではないのかも知れません。


210507--DSC_0105--paediophilum--.jpg
210507--DSC_0106--paediophilum--.jpg
Gymnocalycium paediophilum
( ギムノカリキウム属 パエディオフィラム  (旧来品) )



この種はパラグアイ北東部の産です。
径 80mm までで、白い長刺を出します。底紅の白花です。

種名の G. paediophilum は ( 子供好きな 、子供中毒の)の意で、
仔が多く出るところから来ています。

1963年に Friedlich. Ritter(リッター)が
パラグアイの、危険な モロ・インディアンの支配地域に入り、
波乱万丈の探検の中で、
G. paediophylum, G. eurypleurum, G. stenopleulum の3種を発見した
という話が出ています。

これらの種は FR のフィールド No. をつけて今も残っています。
G. paediophilum (FR1179)
G. euryoleurum (FR1178)
G. stenopleurum (FR 1177)





2021.05.09 09:00 | Schickendantziana(波光竜他) | トラックバック(-) | コメント(0) |