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ギムノ   フォト プロムナード

  ギムノカリキウム属  ーーー  原種ギムノの写真とメモ

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サボテン科 ギムノカリキウム属の各種に関して、主として
フィールドNo. のついた、産地情報のある、由来の明確な、
種子を入手し、その実生育成に注力しています。
これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと考えています。
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Gymnocalycium mihanovichii v. filadelfiense
(= Gymnocalycium mihanovichi 〔AGG〕)

写真は G. mihanovichii ( 瑞雲丸 )の変種の、
v. filadelfiense ( フィラデルフィエンセ )の花です。

瑞雲丸の花は、全開しない茶緑花とされていますが、
茶色に近い花から、緑色に近いものまで幅があります。
写真の花は茶色に近い方です。

以前は v. filadelfiense((変種)フィラデルフィエンセ)
とされ、今もこの名称で流通しています。

ただ、AGGは最近では
G. mihanovichii (瑞雲丸)の異名同種としています。
G. mihanovichii (瑞雲丸)の一タイプとされ、
これに含めています。

この株は Rowland (ローランド)種子の実生で、
かなり古く、柱状になっています。

この Rowland (ローランド)は 2013 年に、
営業をやめています。
古くからある種を、古い名前のまま出していた業者が
消えていくのは寂しいことです。





DSC_2086--mihanovichii v filadelfienseーーRowland seed
190608--DSC_2084--mihanovichii v filadelfiense--Rowland seed 2084
190601--DSC_1882--mihanovichii v filadelfiense--Rowland seed 2084
Gymnocalycium mihanovichii v. filadelfiense
(Rowland seed)
( 瑞雲丸(変種) フィラデルフィエンセ   (Rowland 種子実生 ))








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2019.06.09 09:00 | Terminalia(瑞雲丸・麗蛇丸他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
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主として、フィールドNo. のついた、産地情報のある、由来の明確な、
サボテン科 ギムノカリキウム属の種子を入手し、その実生育成に注力して
います。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。

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写真はGymnocalycium mihanovichii (瑞雲丸)
の茶緑色の全開しない花 です。

緑色の花はギムノの中で他に例がなく、
サボテン科全体でも、黄雪晃、青花エビなど、
数少ないと思います。

ギムノの中では、
Gymnocalycium borthii v. viridis (ボルシー(変種)ビリディス)
が花底が緑色の白花です。

この他、Gymnocalycium gibbosum (九紋竜)の系統、
Gymnocalycium schroederianum (シュロエデリアナム)
の中に花底が緑色の白花がみられます。

瑞雲丸の近縁の種に牡丹玉があります。
瑞雲丸は滑らかな肌で、少しツヤがあります。
これに対して、近縁の牡丹玉の肌はつぶつぶのある、
ツヤのないザラ肌です。

近縁の G. friedrichii (牡丹玉)が、
白色からピンク色の花で全開するのに対して、
瑞雲丸の花は、茶緑色で半開の花です。
非常に高温の時以外は内弁が開かないとされています。




190508--DSC_1447--mihanovichii--ex Sei--yamasiro
Gymnocalycium mihanovichii
( ギムノカリキウム属 瑞雲丸   (旧来品))







2019.05.10 09:00 | Terminalia(瑞雲丸・麗蛇丸他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
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主として、フィールドNo. のついた、産地情報のある、由来の明確な、
ギムノカリキウム属の種子を入手し、その実生育成に注力しています。
これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の各種の近況を紹介しています。

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Gymnocalycium damsii v. multiproliferum
(= Gymnocalycium damsii ssp. evae v. multiproliferum 〔AGG〕)
(= Gymnocalycium anisitsii ssp.damsii 〔G. Charles〕)
(= Gymnocalycium anisitsii ssp. multiproliferum)

写真はメサ種子実生のGymnocalycium damsii v. multiproliferum です。
Gymnocalycium damsii ( 麗蛇丸)のの変種で仔吹きタイプです。

Gymnocalycium anisitsii (翆晃冠) の変種とされることもあります。
このあたりは G. anisitsii (翆晃冠)と G. damsii (麗蛇丸)の
中間的な領域で、研究者により判断が変わります。

実生すると、径1㎝程度でもう仔吹きしてきます。
産地の情報として、大きな個体では200以上の側芽を
出していると書かれています。

産地は、ブラジルの Mato Grosso do Sul (マト・グロソ・ド・スル)州ですが、
パラグアイ北部から東へ 国境を超えて、
わづかにブラジル側に入ったところです。
この地域のギムのはこれだけで僅かです。

ブラジル産のギムノは、この他に G. denudatum (デヌーダタム)があり、
こちらはこれよりだいぶ南になりますが、
アルゼンチンの東側の Rio Grande do Sul(リオ・グランデ・ド・スル)州で
広いi地域に大量に自生します。





190216--DSC_0281--damsii v multiproriferum--Mesa seed 461.64 (2007)
Gymnocalycium damsii v. multiproliferum
(Mesa seed 461.64 (2007)
( ギムノカリキウム属 麗蛇丸(変種)ムルチプロリフェラム  メサ種子 実生)







2019.02.17 10:13 | Terminalia(瑞雲丸・麗蛇丸他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
写真は 本年入手したものですが、
G. friedrichii ( 牡丹玉 )の園芸種です。

接木のものを上から撮っています。
牡丹玉は紫褐色の肌のものが多いのですが、
これが濃い紫色の肌で、白い横縞隆起がピンク色になっています。
この部分がピンク色になるのは初めて見ました。

以前から、緋牡丹錦の実生の副産物として、
濃い紫色の肌のものが数本ありましたが、
葉緑素の少ない分弱いのか、自根では長く維持できず、
早く消えています。
今回は台木を少し残して下ろそうかと考えています。





181217c_112836--friedrichii cv--
Gymnocalycium friedrichii cv. 
( 牡丹玉 (cv.)    (旧来品))












2018.12.26 09:00 | Terminalia(瑞雲丸・麗蛇丸他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
G. mihanovichii v. fleischerianum
(= G. friedrichii v. fleischerianum )
(= G. friedrichii v.moserianum)

これは Gymnocalycium mihanovichii v. fleischerianum の種名で
2000年にUhlig (ウーリッヒ)から苗で入れたものです。

牡丹玉、瑞雲丸の系統の中で最も刺が長く、大事にしてきたものです。
少し柱状になり、下部が汚れていたので、昨年胴切り発根させました。
うまく発根しましたが、仔を出させる予定の下の方が枯れてしまいました。
下の方の緑の部分が少なかったせいかと思います。

現在 径 9cm で、牡丹玉の関連では大きい方です。



180823--Sany0099--mihanovichii v fleischerianum--ex Uhlig
180823--Sany0103--mihanovichii v fleischerianum--ex Uhlig



この株の古い写真を探してみました。
2010 年の写真です。
100802c-Sany0112-mihanovichii v. fleischerianum-Uhlig




2008 年の写真です。
081101-Sany0032-mihanovichii v fleischerianum




2004 年の写真です。
04010402-fleischerianum.jpg




2000 年の入荷した頃の写真です。
この頃はまだ刺がそれほど長くありません。
烏泥蘭鉢を使っています。

00061801c---mihanovichii v fleischerianum--ex Uhlig


Gymnocalycium mihanovichii v. fleischerianum は、
文献によると、チェコのPazout (パゾウト) 氏による 1950 年代の命名です。
この時期に牡丹玉、瑞雲丸の関係で数件の名前が付けられています。

G. friedrichii (牡丹玉) が 独立した種とされる前で、
G. mihanovicii v. friedrichii とされていた時点ですので、
G. mihanovicii の変種とされていますが、
白花でG. friedrichii (牡丹玉)の関連の種です。


これを入手した 2000 年前後には、国内の販売業者でも
この名称で様々なタイプが販売されていました。
もともとの種がいろんな因子を含んでいたものか、
その後数十年にわたり実生が繰り返される中で、
雑交したものか、不明です。。

近年産地からFN〔フィールド No.〕を付けて紹介される、
G. friedrichii の関連の種がかなり多くありますが、
この当時(1950~ 1970)チェコ他にあったと思われる、
これらの種に該当するものは見当たりません。
産地はパラグアイですが、未再発見というより、
絶滅した可能性が高いと思っています。

この G. mihanovichii v. fleischerianum は、
長い刺の他に、白花で、緑色の艶消しのザラ肌、
この関連の種としては径9cmと大きいことに特徴があります。

現在の AGG の分類に当てはめると、
G. friedrichii v. moserianum の一タイプと考えています。





2018.08.31 09:00 | Terminalia(瑞雲丸・麗蛇丸他) | トラックバック(-) | コメント(0) |