FC2ブログ

ギムノ   フォト プロムナード

  ギムノカリキウム属  ーーー  原種ギムノの写真とメモ

-------------------------------------------------------------------------
主として、フィールドNo. のついた、産地情報のある、由来の明確な、
サボテン科 ギムノカリキウム属各種の種子を入手し、その実生育成に注力して
います。これらの原種ギムノを中心にして、ギムノ全般の栽培品の近況を
紹介して行きたいと思います。
なお、ホームページにギムノ全種の写真一覧がありますので、参考にしてください。
--------------------------------------------------------------------------

本日は久々に天王丸を取り上げました。
写真は、和歌山の著名な栽培家であった島村貞吉氏の名を
冠する(島村天王丸)です。

天王丸は古くからよく栽培されてきた種ですが、
由来が不明です。
産地から入る原種にも、ヨーロッパの古くからの栽培品の中にも、
これに該当する種が見当たりません。

国内で学名として G. denudatum v. argentinense
が当てられており、この名称で入ったものと思いますが、
分類関係の文献にこの名称は現在用いられていません。

明らかにG. denudatum (デヌーダタム)に近い種ですが、
この系統はブラジル産がほとんどです。
アルゼンチン産は一種だけで、
G. angelae (アンゲラエ)がありますが、
全く似ていません。

G. denudatum (デヌーダタム)に対しては、
花首が短いこと、種子が非常に大きいこと、
古くなると胴体がかなり大きくなること、
根際の地中から仔吹きすること、
などが違いとして挙げられます。

G. denudatum (デヌーダタム)と同様に、
刺座の下のこぶ隆起が少なく、
刺座の間の横溝もほとんどありません。








191102--DSC_3603--shimamura tennou--ex kameyama
191102--DSC_3605--tennoumaru--shmamura tenou--ex kameyama
Gymnocalycium denudatum aff.     (tennou-maru)
( ギムノカリキウム属 天王丸(島村天王丸)   (旧来品) )




スポンサーサイト



2019.11.03 09:00 | Macrosemineum(デヌダタム他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
G. buenekeri [AGG]
(= G. horstii ssp. buenekeri [G. charles])
(= G. horstii v. buenekeri)


この種は 国内で聖王丸、ペンタカンサとしてよく普及しています。
欧州で、G. denudatum v. pentacanthum (ペンタカンサム)
とされた時期があり、当初 (ペンタカンサム) の名称で輸入されたようです。
pentacanthum は5本刺を意味します。

G. horstii(ホルスティー) に近い種ですが、
G. horstii(ホルスティー) のツヤ肌、白花に対して、
G. buenekeri ( 聖王丸 )は、ツヤのない肌で、ピンク花です。

両種とも5稜が基本ですが、4稜のタイプが時々出現します。



これは5稜ですが、径13cm になります。
今年も少し成長し、まだ大きくなる気配です。
今のところ増稜の様子はありません。
上から見るときれいな円形です。

181022--Sany0045--bueneckeri--ex yms
Gymnocalycium buenekeri
( 聖王丸     (旧来品))




次の写真は、径14㎝、8稜の聖王丸です。
もとは5稜で、15年くらいi栽培しています。
よく成長はしていますが、径は大きくならず、根元に縮んでいきます。


181022--Sany0046--seiou maru--ex yms
181022--Sany0047--seiou maru--ex yms
Gymnocalycium buenekeri
( 聖王丸     (旧来品))



次の写真は四稜タイプです。
 径9㎝になり、複稜ができていますが、
今のところは増稜はしないようです。
181023--Sany0053--seiou maru--
181023--Sany0055--seiou maru 4 ryou
Gymnocalycium buenekeri
( 聖王丸     (旧来品))


写真は最も一般的な五稜タイプで、よく仔吹きします。
最も大きいもので径7.5 cm 、
鋭稜で、上から見ると五角形です。
181023--Sany0050--seiou maru--ex Hashimoto
Gymnocalycium buenekeri
( 聖王丸     (旧来品))












2018.10.23 09:00 | Macrosemineum(デヌダタム他) | トラックバック(-) | コメント(0) |
最初の写真はメソポタミクムの綴化の開花です。
径4cm までの小型種で、仔吹きして群生します。
綴化すると大きくなります。

この種は外観はあまり似ませんが、
G. denudatum (デヌーダタム)や、
G. uruguayense (ウルグアイエンセ)に近い種です。
大きな種子で、Macrosemineum 亜属に属します。

ブラジルに国境を接する、アルゼンチンの東部、
Corrientes (コリエンテス)州の、
Mercedes (メルセデス)近辺の、
岩石の散在する草地にに産します。
産地の写真を見ると、芝生状に群生しています。

カクタスの少ない地域で、調査がわりと遅く、
発見されたのは1978年とされています。



180614c--Sany0140--mesopotamicum--piltz seed -ex Houmei en
Gymnocalycium mesopotamicum    
( Piltz seed )
( メソポタミクム            ピルツ種子 実生    )




100522-Sany0121-mesopotamicum-P241-Piltz seed
Gymnocalycium mesopotamicum    P 241
( Piltz seed )
( メソポタミクム              P 241)



180621--Sany0021--mesopotamicum--LB 2299--Bercht seed (2004)
Gymnocalycium mesopotamicum    LB 2299 
( Bercht seed )
( メソポタミクム              LB 2299  )










2018.06.22 09:00 | Macrosemineum(デヌダタム他) | トラックバック(-) | コメント(0) |

G. netrelianum [AGG]
(= G. hyptiacanthum ssp. netrelianum [G. Charles])
(= G. leeanum v. netrelianum )

羅星丸の系統に次いで、
ウルグアイエンセ系の開花が進んでいます。

ウルグアイエンセ系は普通は黄花ですが、
一部の地域で白花、ピンク花があります。


稚竜丸は古くからギムノの定番として
つくられてきた種です。








Sany0208--leeanum v netrelianum--Piltz seed 2486 
Gymnocalycium netrelianum
(Piltz seed 2486) 
( 稚竜丸           (ピルツ種子 2486 実生))






2018.04.18 09:00 | Macrosemineum(デヌダタム他) | トラックバック(-) | コメント(0) |

今春のウルグアイエンセ系の開花のトップは、
ピンク花の原子玉です。

G. uruguayense (ウルグアイエンセ)は
原子玉、元刺玉、聖姿玉、ウルグアイエンセの名称で流通しています。

この種はウルグアイ産で、ほとんどが黄花ですが、
産地の一部の地域で白花、淡ピンク花が出ます。

もともとピンク花は少ないのですが、
ピンク花のタイプを選んで交配し、
ピンク花タイプが多く作られていました。





Sany0047---gensidama--pink flower--ex Isuzuen
Gymnocalycium  uruguayense
(  原子玉                  (旧来品) )









2018.04.08 09:00 | Macrosemineum(デヌダタム他) | トラックバック(-) | コメント(0) |